凱歌のロッテ 歌集

創作ファンタジー「凱歌のロッテ」短編小説を公開中

2021-01-01から1年間の記事一覧

メインストーリーの連載を開始しました

いつもご覧いただきありがとうございます。 こちらのブログでは今までサイドストーリーにあたる短編小説を掲載していましたが、カクヨムにて本編(メインストーリー)の連載を開始いたしました。 また、本編の連載開始に合わせ、タイトルを「凱歌のロッテ」と…

【解説】春の大祭〈前編〉

煎花茶(せんかちゃ)/ 「ハーブティー」としても特に差し支えない。普段飲むものよりちょっと良いお茶。飲用の葉に乾燥させた花弁などを混ぜているため、香りが良い。 神僧(しんそう)/ 僧尽の中でも数少ない役職。常に知狎苑へ顔パスで出入りすることが許…

【小説】春の大祭〈前編〉

朝と昼の間頃、藤京学院めがけて流れてきたやたらと大きな流れ星は、どうやら他の学院からの贈り物だったらしい。 というのも、なかなかお目にかかることがないほど巨大なその流れ星には、返事もいらぬような挨拶程度の連絡しか書き込まれていなかったのであ…

「東冥の讃歌」について

作品を読んでいただきありがとうございます。興味を持っていただけただけでも本当に嬉しいです。 順番が前後してしまいましたが、こちらの記事にて当ブログの説明をさせていただきます。 「東冥の讃歌」は、東世と呼ばれる異世界を中心に、少年少女が世界の…

【解説】休日、北部街道にて

・東世(とうぜ)とは 東の青の国、南の朱の国、西の白の国、北の黒の国で構成される広大な大陸世界であり、物語の舞台。歴史的な名残から四つの国に分かれてはいるものの、今は統治者もなく、国家としては成り立っていない。 寺院と学院が要の機関として機…

【小説】休日、北部街道にて

珍しいことに、その日ユッセは朋人(ゆうじん)の妹と閑散とした北部街道を歩いていた。 珠銭(じゅせん)をやるから妹を見ていてほしい、と頼まれたのが今朝のことである。特に何かあったわけではないが、急に独りで街を歩きたい気分になったのだそうだ。 …

【解説】ユノン先生、赴任する

・東世(とうぜ)とは東の青の国、南の朱の国、西の白の国、北の黒の国で構成される広大な大陸世界であり、物語の舞台。歴史的な名残から四つの国に分かれてはいるものの、今は統治者もなく、国家としては成り立っていない。 寺院と学院が要の機関として機能…

【小説】ユノン先生、赴任する

※この作品はnoteで書いたものをコピペしたため、不自然な改行(逆に不自然に改行がないことも)がありますがどうぞご了承ください。 また、造語にふりがながないので、大変お手数ですが別記事の解説にてご確認をお願いいたします。 ーーーーーーーー トキノ…